2022.09.09

国際会議「GeoSciEd Ⅸ 2022」開催

8月21日から24日まで、松江市のくにびきメッセを会場に、国際会議「The 9th International Conference Education (GeoSciEd Ⅸ 2022)」が開催されました。

当会議は、世界中の地学教育の研究者が一同に会する国際会議で、国際地学教育機構(IGEO)が主催して4年に1回開催してきました。この第9回大会が、日本で初めて松江市で開催されました。

今回の大会は、国内学会である「第76回日本地学教育学会全国大会・島根大会」も同時開催され、国内外から約170人の研究者の方が参加されました。なお会議スタイルはハイブリッド形式で行われ、海外からのオンライン参加者のそれぞれの国の時差を考慮し、昼間は上記全国大会を、夜間はリモートを含めた国際会議が行われ、4日間、朝8時から夜10時までのプログラムが組まれました。

当会議の特長は、地質学の実地研修である「巡検」が、会期前、会期中、会期後ののべ6日間行われたことです。松江市周辺には、「隠岐ユネスコ世界ジオパーク」、「山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク」「石見銀山世界遺産」をはじめ、世界に誇る地質学上貴重な素材がたくさんあります。今回は、それらを含む8つのコースが組まれ、国内外の多くの方々が参加者されました。

また大会3日目には、「日本の高校生によるポスター発表(ジュニア・ポスターセッション)」の企画が行われました。これは、日本の中学生・高校生も、自らの研究発表を英語で発表するというセッションでした。参加された生徒さんたちは、練習してこられた英語で一生懸命発表をされていました。

会議最終日のバンケットは、松江市の代表的なユニークベニューのひとつ「松江フォーゲルパーク」で開催されました。南国の花々に囲まれた中でのパーティーに、参加者の皆さんは、大変感動されていました。

次回のこの会議は、4年後にオーストラリアで開催されます。
        

       

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