2023.09.13

世界遺産の街でのコンベンション

9月3日から5日の日程で、「一般社団法人日本家政学会 第6回夏季セミナー」が開催されました。今回のセミナーは、「世界遺産 石見銀山の町、大森町で体感する日本の未来の暮らし ―持続可能な地域社会―」をテーマに、世界遺産として有名な「石見銀山」地区の大田市大森町を会場に開催されました。

今回の会場施設は、大森町の中心部にある「大森町町並み交流センター」が使用されました。当施設は、旧大森区裁判所であった建物で、現在は公共施設として活用されています。初日の開会式には、大田市の揖野市長や武田教育長も参加されました。

初日夜の懇親会は、町内にある国指定重要文化財「熊谷家住宅」で開催されました。この建物は、19 世紀に同町で最も有力な商家であった熊谷家の家屋を保存した施設です。昔ながらの旧家で行われた懇親会は、他では味わえない雰囲気に、参加者には大変好評でした。またアトラクションとしては、地元「土江子ども神楽団」の神楽が上演されました。さらに最終日には企業見学会が行われ、地元の義肢装具メーカーの「中村ブレイス」やアパレルメーカーの「群言堂」を見学させていただきました。

今回のような学会の催しが同町で開催されたのは初めてで、開催地である大田市、教育委員会、石見銀山みらいコンソーシアムなど、地元をあげての協力体制がとられました。世界遺産 石見銀山の町という独特な雰囲気の中での学会は、全国から集まられた参加者からも、大変素晴らしかったと称賛をいただきました。

  

  

 

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