2024.05.02

国際シンポジウム「WOTZ2024」開催

4月21日から26日、松江テルサを会場に「The 5th International Symposium on Woody Ornamentals of the Temperate Zone (WOTZ 2024)」が開催されました。

この国際シンポジウムは、世界中の花木や観賞樹木に関する研究者などが集まって、4年に1度開催されています。今回はアジアで初めての開催となり、世界各国より約80名が参加されました。

初日には、一般公開特別講演会が開催され、国内外の研究者と松江市長による特別講演会や、地元の花木や花材を用いたフラワーアレンジメントショーが行われました。また、1階ロビーでは松江市と学会実行委員会によるフラワーアレンジメントが展示され、来場者を楽しませていました。

会期中には複数のテクニカルツアーが行われました。まず、島根大学や島根県を代表する花「ぼたん」で有名な八束町の大根島を訪れ、ぼたん農園や日本庭園由志園の見学をされました。由志園で行われた晩餐会では、島根の郷土芸能であるどじょう掬い踊り体験に大いに盛り上がっていました。次に、足立美術館ととっとり花回廊を巡るコース、アジサイ農家と出雲文流庭園・築地松、出雲大社を巡るコースに分かれたツアーが行われ、花木や観賞樹木の生産や活用の現場を視察しました。最終日には、奥出雲町に花木の原生地を訪ねるエクスカーションが実施され、昼食では仁多米での餅つき体験と試食、田舎料理を楽しみました。島根の自然や農業、文化・伝統を活かした学術交流の機会となりました。

 

 

 

 

|